1.仮実験の目的
2022年8月頃から洗濯機用ファインバブル発生OKノズル開発のための仮実験を行い、本実験に向けての準備をしています。現在販売している標準OKノズルの水流量6L・7L・10L・12L(/min)の4タイプのOKノズルを自宅の洗濯機に取り付けて、水道水圧・背圧・水流量・真空度の関係をモニターし、適切な吐出量のOKノズルを絞り込み、本実験の準備を進めました。
2.使用OKノズル実験結果
6L/minの場合
真空度はOK。流量が少なく洗濯機に水が溜まるのが遅い。キャビテーションの音が大きい。
7L/minの場合
流量はそこそこ。真空度はOK。キャビテーションの音が大きい。
10L/minの場合
流量は十分。真空度そこそこ。キャビテーションの音が小さい。
12L/minの場合
流量は十分だが、水圧と背圧の関係で真空度が上がらない。キャビテーションの音が無し。
実験結果
仮実験結果から判断して、6L~10L(/min)の間で最適な洗濯機用OKノズルの開発を進める事とした。
現時点で6~10L(/min)のOKノズルを洗濯機に付け洗濯した結果、体感です。
- 洗濯槽のカビ汚れがとれた。
- 洗濯物についてくる糸くず汚れが減少。
- 糸くずネットで取った糸くず自体がきれい。糸くずを放置しても臭くならない。
- 生乾き時の臭いが減少した。
本実験に向けて
上記の効果が得られたので、ファインバブルでより効率よく汚れを落とせると考えています。これから洗濯機用OKノズルを設計・試作し、より正確な実験を開始する予定です。