切削加工や研削加工などの工作機械関連では、ファインバブルによって切削性が上がると共に、水溶性切削液の腐敗を防止し切削液を浄化するといった効果が期待できます。
工作機械関係でよくある問題点と改善事例
ファインバブルを使うと下記のような改善事例が報告されています。
研削加工で面粗度がアップ
ファインバブル発生させて研磨すると砥石の目詰まりを防ぎ、砥石の切り刃を常に確保できるので面粗度がアップする。
研削加工で切込量を増やして時間短縮
熱伝導の高いファインバブルを使うことで冷却効果が高まり、研削スピードがアップする。また、ファインバブルの洗浄効果により砥石の目詰まりを抑制することができ、研削スピードがアップする。
アルミ加工時の構成刃先による不良品対策
ファインバブル破裂時の衝撃波が構成刃先の生成を阻害する。
アルミ切粉で汚れたクーラントタンクの清掃
ファインバブルがクーラントタンク内面のアルミ切削紛を除去する。
ワーク洗浄に使うクーラント液中の非常に小さい切粉・コンタミ除去
ファインバブルによるクーラント液の浄化作用がある。
クーラント液腐敗防止、悪臭対策
ファインバブルによる腐敗防止効果がある。
刃物、砥石の寿命アップ
ファインバブルは放熱作用が大きく、切り刃部の冷却効果に優れている。また砥石の場合、切り刃が常に確保されている状態を保つことができワークと摩擦熱が少なくなるので、砥石、刃物の寿命を延ばすことができる。
シリコンウエハーを超超鏡面に仕上げられる
ファインバブルの衝撃波により切刃が常に確保でき、シリコンウエハー表面をファインバブル水で常に洗浄することで超超鏡面に仕上げることができる。
工作機械関連での主な応用事例
工作機械関係でのファインバブルの応用事例と広がり 昨年から工作機械へのファインバブルの利用問合せが増えて来ました。効果が顕著なのはアルミ加工と研削加工です。現在の応用事例を示します。 アルミ構成刃先剥離効果 ファインバブ[…..] 詳細はこちら |