効率的な脱色から水再利用
オゾンファインバブルによる井戸水中鉄分の酸化処理及び効率的な脱色から水再利用
工程フロー図
井戸揚水⇒ろ過処理⇒ 空調冷温水(熱交換HP)⇒雑排水(トイレ)及び景観池水に再利用
地下水揚水装置 |
砂ろ過装置 |
ファインバブル装置 |
オゾン発生装置 |
景観池 |
景観池 |
雑排水 |
雑排水 |
300L/min OKノズル取付状態
オゾン脱色試験データ
分析方法
pH | ガラス電極法(pHメータ) |
色度 | 390mmにおける吸光度法 |
着色度 | 和歌山市条例準拠(日本電色:NDR-2000) |
濁度 | カオリン濁度標準液にて検量線を作成(日本電色:NDR-2000) |
実設備脱色性能結果
ファインバブル利用の狙い
左記ラボ試験では、エジェクター方式にて処理を行い、色度5以下にするためのオゾン注入量(必要量)を把握した。ファインバブルを利用することで、エジェクター(数十ミクロン)方式よりもより効率的に低濃度オゾンにて脱色反応促進し、設備費用などの合理化を進める。
結果
実設備では、オゾンガスをファインバブル化することで、接触面積の拡大及び酸化反応を促進することで、ラボ試験で得たオゾン必要量の1/2以下のオゾン注入量にて脱色効果(色度5以下)を得ている。バブルの微細化技術による多様なガス種の効率的な溶解及び反応効率の向上が得られ、設備投資コストの削減やランニングコストなどの固定費の削減が更に進むことが期待される。