1株からメロン6玉への挑戦 神垣農園(北海道静内)
3玉サイズ(1玉2.7kg以上)が全体の3分の1を占める成果
2025年9月 (有)OKエンジニアリング 松永大
1株から6玉取りの挑戦
北海道静内にある神垣農園の神垣さんより、今年のメロン栽培結果の報告をいただきました。神垣さんは2020年より、ファインバブルを発生させる「OKノズル(300L/minタイプ)」を導入し、土づくりと栽培技術の向上に積極的に取組んでいます。
神垣農園様(北海道静内) 2025年レポート
メロンは通常、1株から4玉の収穫が一般的ですが、昨年は5玉付けに挑戦しました。その結果、ファインバブルの効果もあり、3玉サイズ(1玉2.7kg以上)や4玉サイズが多く収穫できました。そこで、今年は先生のお言葉に背中を押され、1株から6玉付けに挑戦してみました。
結果
5玉サイズがやや増加したものの、依然として3玉サイズ(1玉2.7kg以上)が全体の約3分の1を占めるという成果になりました。スーパーで一般的に見られる5玉サイズが主流の中、サイズに多様性があることで、お客様の選択肢が広がり、「このバランスがちょうど良い」と実感されました。また、心配されていた糖度の低下もなく、6玉付けでもしっかりと甘さを維持できました。品質と収穫量の両立に成功した、大変貴重な事例です。
1株から5玉へステップアップ
全体の80%以上が4玉サイズを実現
神垣農園様(北海道静内) 2024年レポート
こちらは、前年(2024年)のご報告です。ファインバブルの活用と、有機質肥料・好気性微生物による土壌改良を進め、従来の「1株4果取り」から「1株5果取り」へとチャレンジされました。
結果
OKノズルで発生させたファインバブルの効果と、有機質肥料・微生物の組み合わせにより、1株から5玉を収穫する設定にしました。それでも、収穫したメロンの大きさは全体平均で4玉サイズを維持でき、約80%以上が4玉サイズでした。収量の増加に加え、糖度・食味も例年通りしっかりと確保され、2024年も多くのお客様から高い評価を受けられたとのことです。サイズのバランスも良く、味についてもお客様から嬉しいお声を多数いただきました。
コメント ファインバブル技術を活用した土づくりが、着果数と品質の両立に大きく貢献している好例です。また、ファインバブルは直接的に生物の成育を促進しています神垣農園様のような先進的な取り組みが、今後の農業のヒントになることを期待しております。 |