設備洗浄用にUFB水を4,000Lタンクで製造
100L/min OKノズル使用 米国ワシントン州 2015年12月~
果汁製造工場では、製造工程で使用される配管やタンクの内部に果汁成分や糖分などの汚れが蓄積しやすく、これらを効果的に洗浄することが品質維持と安全管理の上で重要な課題となっています。特に、水道水や従来の洗浄方法では、こびりついた汚れや微細な残留物を完全に除去することが難しいケースもありました。この課題に対し、当社のOKノズルによるウルトラファインバブル技術が採用されまし
た。
2015年12月より、アメリカ・ワシントン州にある果汁製造工場において、容量4,000Lの洗浄用タンクにファインバブルを発生させ、毎分100Lの流量で配管内を循環洗浄するシステムが導入されています。
OKノズルは、目に見えないレベルの極小気泡(ウルトラファインバブル)を水中に安定して発生させることができるため、水自体の洗浄力を大幅に向上させることが可能です。微細なバブルは、配管内部の細かい隙間にも入り込み、通常では届きにくい部分の汚れまでしっかりと剥離・除去します。
実際に導入された工場では、導入前と比べて洗浄時間の短縮や使用水量の削減が実現されただけでなく、衛生面でも高い効果が得られており、食品製造分野におけるファインバブル技術の有効性があらためて実証されました。
今後も当社では、食品・飲料業界をはじめとした多様な分野に向けて、ファインバブルの持つ可能性を広げる提案を行ってまいります。