ごあいさつ
当社では、2000年からマイクロバブルの研究、開発に携わっており、ファインバブル発生ノズル:ループ流式OKノズルの開発を中心に行っています。これまで数多くの応用事例があり、年を重ねるごとにファインバブルが持つ力に驚きと感動を覚えています。ファインバブルの応用分野は、家庭、農業、漁業、工業、医療分野と幅広く、将来は液体を扱っている全ての分野に利用されることでしょう。
私は、40年間専用工作機械の設計をしてきた経験を活かし、ループ流式OKノズルを開発しました。これまでに設計製造したループ流式OKノズルは、100種類以上となりました。特にファインバブルの応用分野が広いので、現在はそれに対応することに力を入れています。
ファインバブルを発生させ使用することは、自然環境を守ることにつながり、それを意識的に行えば、より効率的に環境を守ることができます。多くの家庭や、多くの河川で、湖沼で、海で、海岸で、下水処理場で、工場廃液処理、等で使用される時代が来るでしょう。また、農業、漁業分野ではファインバブルの生物活性化の力により、ローコストで食物を増産することが可能になりました。ミニトマト潅水栽培では同じハウスで46%の増産、ヒラメの養殖では20%の体重アップの実績、死亡率大幅低減、酸素使用量の半減といった大きな成果がでています。これらは国連が提唱するSDGsの精神と合致し、SDGs実現に大きな力を発揮するでしょう。
この事業が、新たな産業創出のきっかけになれば幸いです。また、そのために皆さんと共に努力していきたいと考えています。
有限会社OKエンジニアリング代表 松永 大
有限会社OKエンジニアリング代表 松永 大 の自己紹介
マイクロバブルは2000年から研究しています。2006年9月、ループ流式マイクロバブル発生ノズルを開発。
ノズルの機構が閃いたのは2006年7月。田んぼでアオコ浮上の実験中に、ステルスバブルを見ました。6年間の集大成として、OKノズルがウルトラファインバブル(ナノサイズの泡)をどれくらい発生しているか実験しました。
使用した水は超純水。純度99.999%の酸素ガスを使用しての実験。ウルトラファインバブル(ナノサイズの泡)が、4億8000万個/mLが発生。
この実験結果を東京大学柏ャンパスで行われた日本混相流学会講演会で発表しました。
ループ流式ファインバブル発生OKノズルの特徴と応用事例(PDF)
経歴
1949年 | 長崎県平戸市生月町生まれ、玄海灘で育つ |
1972年 | 立命館大学一部理工学部機械工学科卒業 |
1972年 | 伊藤忠商事系列工作機械メーカーに就職 自動車部品等を加工する専用工作機械設計に従事 |
1988年 | (有)OKエンジニアリング設立 |
2000年 | マイクロバブルの研究・開発を始める |
2006年9月 | ループ流式マイクロバブル発生ノズルを開発 |
2006年 | ループ流OKノズル特許申請第1弾 |
2008年 | ループ流OKノズル特許申請第2弾 |
2009年 | 日本混相流学会講演会に参加を始める |
2011年5月 | 日本混相流学会に入会 (正会員) |
2012年6~7月 | OKノズルのUFBの発生数、径測定実験、研究 |
2012年8月 | 一般社団法人 微細気泡産業会(FBIA)設立時に入会 ファインバブルのFBIA動画 |
2013年 | ファインバブル発生OKノズルの研究開発に専念。現在に至る。 |