1.気体と液体の境界面
OKノズルで気体を自吸させて使用する場合、ノズル内部で気体と水(液体)の境目(気液境界面)ができます。
きれいな水(液体)の場合は、問題ないのですが、海水・汚水には、ミネラルやバクテリアなど多くの不純物が混入しているので、気液境界面で不純物の蓄積・析出・結晶化により空気自吸口内部を詰まらしてしまう可能性があります。
2.OKノズルの詰り防止構造に
海水用OKノズルは内部で不純物が詰まりにくく、仮に一部分が詰まってしまったとしても空気を自吸するような加工を施しています。OKノズル攪拌部で発生するキャビテーションによって詰りを除去する機構にしています。
そのため標準OKノズルで数週間~1か月ほどで詰まってしまうような液体の場合でも、海水用OKノズルでは半年~数年は詰まらずに使用できます。
また、運転方法を工夫することでノーメンテで利用できます。