最近、マイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生ノズルが少しずつ認知されてきました。マイクロバブルには、ミクロン単位の小さな泡が毛穴の奥まで入り込み、皮膚の汚れを取り除く洗浄効果や、保湿効果、新陳代謝を促す効果などがあると言われています。
一家に一台マイクロバブル発生ノズルがほしいところですね。
しかし、実は「マイクロバブル発生ノズル」を使用しないで「マイクロバブルバス」に入ることができる「裏技」があります。マイクロバブル発生ノズルを販売している本人が言うのですから間違いありません。このことを書くかどうか少し迷いましたが、マイクロバブル発生ノズルを研究開発する者として公にしたほうがマイクロバブルの普及につながると思い書くことにしました。
風呂場にあるお湯と水の混合ガランの栓を調整することでマイクロバブルを発生させることができるのです。
水量を全開にすると効果がありませんが、蛇口の栓をほんの少し開くと効果が現れます。通常蛇口の水量はゴムパッキンの開き量で調節しています。栓を少しだけ開くと栓の部分だけ管の径が他の部分に比べて小さくなります。管の一部を狭くすると他の部分に比べてその部分だけ水の流れが速くなり、急激に圧力が下がり負圧となり気泡が発生し、速い流れが終わると圧が高まり、気泡が微細化されファインバブルとなります。この現象を「キャビテーション」といいます。
普通に水を張った状態 | マイクロバブルが発生した状態 |
いろんな研究発表をみるとこのキャビテーションによって発生するマイクロバブル径は、ピークが60ミクロン前後のようです。サイズはこれで十分です。
マイクロバブル風呂を楽しむ方法
- シャワーヘッドをホースから外します。(外さなくてもいいのですが、外したほうがファインバブルの発生がいいです)
または、ガランの水道栓から直接浴槽に貯めてもいいです。 - ホースを浴槽に入れます。
- ガランの栓を少しずつ開き音がしたら開きを止めます。
キャビテーションが起ると混合栓の所から「シー」とか「ジー」と小さい音を発します。マイクロバブル、ファインバブルが発生している合図です。マイクロバブルの密度を上げるためには「ジー」と鳴る音が少し高くなったかなあーと思われる位がちょうどいいと思います。ガランの種類によって条件が違うと思いますが、試行錯誤してみてください。
ただし、注意事項があります。キャビテーションは金属等を磨耗させるほどの破壊力がありますので毎日利用すると数年て、ガランが故障する可能性があります。1週間に数回のペースであれば、問題は少ないと思います。
ぜひ、「マイクロバブルバス」を楽しんでください。